【ラブホテルへ誘う方法】日本のラブホテルは綺麗

アニメショップからの帰り道、すでに日は暮れかけて辺りは薄暗くなっていた。

ここでアンナの手を握るだとか、腰に手をあてるだとか、そんなことが出来れば、おそらくもっと簡単に女性が手に入るのであろう。

しかし私は未だに、そのような気障ったらしい行動をすることが出来ない。

仮に私にそのような気取った行動が出来てしまっていたら、私の文章を参考にする男性は一人もいないはずである。

私とアンナは並んで帰り道を歩いていた。

私は薄暗い夕空を見上げて「そろそろ帰りましょう」と呟く。

けれど、私の言葉にアンナはすぐに返事をしなかった。

そうして少し経ってから私は、アンナが唾を飲む音を聞いた。

唾を飲むということは何か考えている証拠である。

突然、アンナはアニメショップで買った荷物を私のほうに向けて「一緒に見てクレマセンカ?」と言った。

「いや、そんな」私はいつものように慌てたフリをして「どこでです?」と逆に尋ねた。

すべて計算のうちである。
「イ……」家とアンナは言おうとしたのだろうが、若い女性であるから用心したのであろう。「ドコカ、DVD見られるとこアリマセンカ?」

まさに、計画通りである。

「うーん」と考えるフリをして「ホテルくらいしか思いつきません……」と私は言う。

「イイデスネ」と、アンナははしゃいで「今から行きマショウ」と私の手を掴んだ。

西洋の外国人はあまり日本のラブホテルのことを知らない女性が多い。

日本のラブホテルは外見が綺麗だから分かりにくいのだろう。

そして、アンナもその一人であった。

「こっちのほうに確か」と言って、私が誘導する方向には、もちろんラブホテルがある。

アンナは私の言うとおりにホイホイとラブホテルまでついて来た。

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